⑤10日目『落としもの』

2018年5月20日遍路日記

次の目的地、
27番札所神峯寺(こうのみねじ)へは
30キロ弱。

今日はもう時間内に着かないので、
どこか寝られる場所を探します。

ただ、なんでもない喉かな道を歩く。

公衆トイレ発見。
こういう設備を整えておいてくれることが
どれだけありがたいことか実感しました。

ビワを売っているお店を発見!

ひとカゴ百円!?
これは今日の夕食にするしかない!

ぼく
「すみませ~ん、これひとつください」

店の奥から
おばあちゃんが出てきた。

おばあちゃん
「ああ、お遍路さんかい。これ、自分でたべるんやろ? だったらこれ、ほら持っていき」

そういって、
別な場所から取り出した
不揃いなビワを袋に詰めてくれた。

またお接待をいただいた。

久しぶりに食べたビワ。
ビワってこんなに
おいしかったっけ。

うわぁ~、
また海近い~

ん、

んん、、、

ん~っ!!??

そ 空から鳥の糞が
降ってきた…

どこかに
鳥がとまっているのかと思って
すかさず上を見上げる!

なんもないじゃないかっ。

なぜだ。

なぜ、こんな大空から、
僕の白いバッグにめがけて
鳥の糞が落ちてくるのだ…

そんなことあるか~いっ。

後記

そういえば、
うちの義理の兄が高校生の時
毎朝必ず同じカラスに
フンをかけられる日が
続いたことがあったそうです。

通学の時間帯をずらしても
必ずかけられるそうで
それを友達に相談したんだそうです。

そしたら、友達は
「そんなわけねーだろ」
というので、
翌日、その友人に迎えに来てもらって
一緒に通学することにしたそうです。

そして、いつもの
危険地帯に入った時、
その友達の腕を引っ張り
スッと場所を入れ替わったそうです。

そしたら見事に
その友達の頭にフンが落ちてきたんだとか。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメント一覧 (1件)

コメントする

CAPTCHA


目次