2018/5/16の遍路日記
5時半に起床。
20番札所鶴林寺(かくりんじ)へは
およそ15キロ。
4時間弱の距離だ。
今日はその次の
21番札所太龍寺(たいりゅうじ)、
22番札所平等寺(びょうどうじ)まで
行きたいと思っている。
だけど、鶴林寺と太龍寺は
どちらもそれぞれ山の上にあり、
両方行くとなると
2つの山を越えなければならない。
この二つの札所、
「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」
といわれる焼山寺につぐ難所。
今日は山道を含む30キロの行程になる。
だから早起き。
朝食は青汁とチオビタドリンク。
どちらもいただき物だ。
鶴林寺までの15キロの道のり中、
12キロくらいは
歩きやすい車道沿いの道だった。
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最後の3キロが本番。
![](https://meisou-labo.com/wp-content/uploads/2023/01/P1440156-800x601.jpg)
ここから山道に入っていく。
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いただいた飴を食べながら歩く。
![](https://meisou-labo.com/wp-content/uploads/2023/01/P1440161-800x601.jpg)
鶴林寺への山道を登っていく途中、
歩きやすいように整備された
階段のようなところがあった。
結構先が長いな。
下から見上げながらそう思った。
階段をのぼっていくと、
途中でほうきで階段をはいている人の姿が見えた。
「おはようございます。」
「お~おはよ~」
50代後半の元気なおじさんだった。
「あれ、こんなところをお掃除されているって、どこから来られたんですか?」
「どこかに道ありました??」
「いや~、なに、下から登ってきたんだよ。」
「毎日こうして掃除してるんだ」
「え~!! ここ上り下りしてるんですか⁉」
「そうだよ、ちょっと前までは鶴林寺と太龍寺まで行って往復してたんだよ。大したことないよこれくらい」
おじさんは、
この山の掃除を
ボランティアでしているんだとか。
というか、おじさんは地元の方で、
ここの山の管理者の方に
ここでタケノコをとらせてもらっているから、
そのお礼もかねて掃除しているのだとか。
そんなおっきな荷物担いでたら疲れただろ~、そこの水飲んでいきな。この水は地元の人でも汲みに来る人がいるんだよ。
![](https://meisou-labo.com/wp-content/uploads/2023/01/P1440163.jpg)
後から気づいたけど、
ここは地図にも載っている
「水呑大師」
という場所だった。
おじちゃんに教えてもらわなかったら
気づかなかった。
案内板とかなかったよ。
そうだ!
ガイドブックには、
21番札所に行くには、
ロープウェイがあるとか書いてあった!
もしかしたら使えるかも⁉
とか不純なことを考えつつ、
ちょっと聞いてみよう!
そういえば、
21番札所に行くには
ロープウェイがあるって聞きましたけど、
あるんですか?
あーあることはあるけど、
あれはここからだと乗り場が真逆だから、
むしろ遠回りで時間かかると思うよ。
えっ。
不純な思いは玉砕。
続く
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