気温3度、死者の瞑想『バルド瞑想』3時間に挑戦

『バルド瞑想』という言葉を聞いたことがある方は、

そうとう瞑想を色々調べられているのではないでしょうか。

 

一般的にはほとんど知られていない名前ですね。

 

バルド瞑想はチベットの瞑想法です。

チベットでは、死の直前から死後49日間、

死者の耳元で読み聞かせるものがあります。

「死者の書」といわれるものです。

 

これは肉体の死後の道案内ともいわれています。

 

バルド瞑想は、

この道案内を生きている間に行い、

死と再生の道を体験するための瞑想です。

 

 

この瞑想法は本当に上級者向けですので、

おすすめはしません。

 

少なくとも、千葉か京都のヴィパッサナー瞑想10日間合宿を

最低でも2,3回行う、または毎日2時間の瞑想を3年は続けているなど、

相当の瞑想経験を積んでから行うことをおすすめします。

 

 

というのも、

バルド瞑想はものすごく強力なのですが、

レベルが合っていないと、

なにがいいんだかもわからないまま、

なんだこの程度か、つまんないな、

で終わってしまうからです。

 

別に、危険だからとかではありません。

 

たまに、バルド瞑想は強力すぎて眠くなる、

なんていう人もいますが、

それは、強力なのではなく、

単にレベルが合っていないため、

退屈になってしまっているだけです。

 

バルド瞑想は日本語に訳された

瞑想用CDがあります。

 

「チベット死者の書」に基づく瞑想
バルド瞑想  ■瞑想実践 CD 市民出版社

 

内容は非常に抽象的で、

理解しようとしても退屈ですし、

内容それ自体がずば抜けて優れているわけではありません。

 

しかし、一定の瞑想経験を積んだ人にとって

このCDは珠玉の作品です。

 

このCDを活かすためには

知覚と想像力と集中力が必要ですが、

人生の転機や、自分を劇的に変えたいとき、

そんなときに絶大の威力を発揮してくれます。

 

私も久しぶりに取り組みました。

昨日、12月5日の夜7時から10時までの3時間、

山の麓の湖畔で、焚火が消えてから瞑想開始です。

気温は3度、湖から吹き付ける風で、体感はマイナスです。

 

湖から50センチ程離れた場所にシートを敷き、

その上に坐蒲を置き姿勢を整えます。

 

膝のすぐ近くまで押し寄せる湖の波を眺めていると、

それだけで幻想的な世界の中に入れます。

 

全身冷え切ってしまいましたが、

久しぶりにいい瞑想ができました。

 

 

 

 

 

 

後記

 

バルド瞑想はあまりおすすめしませんが、

湖畔や山中など、環境を変えての瞑想はとてもおすすめします。

 

本当に精神が鍛えられます。

ただ、気をつけなければならないこともたくさんあります。

事故や犯罪に巻き込まれないように細心の注意を払うことと、

クマなどの動物にも気をつけることです。

 

 

私も山中、山道から滑落した死に掛けの男の子を見つけたり、

山中瞑想を終え車で帰る際、

バカでかいクマが車の前を横切ったり、

そういうことがあります。

 

どうぞお気をつけて素敵な瞑想を楽しんでください。

 

 

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