瞑想とは全然関係ないと言えばないのですが、
会話のスキルの話です。
なんでそんな話なのかというと、
人の悩みの多くは「対人関係」なんです。
例えば、仕事を辞めたくなる理由の多くは、
職場での対人関係です。
逆に給料などの待遇面が多少悪くても、
対人関係がうまくいっており、
楽しい職場だと辞めたいとは思わないものです。
サリヴァンというアメリカの精神科医は、
「精神医学は対人関係論である」なんていうタイトルの本を出しています。
それほど、対人関係が人の心に与える影響は大きいんですね。
それで、私がなんでそんな話をするかといいますと、
常々言っているように、瞑想というのは問題解決の手段なんです。
だけど、瞑想というのは瞑想だけでは成立しないんです。
瞑想をしてても問題自体は解決されません。
瞑想を通して能力をアップし、
そのうえで行動しなければなりません。
つまり、問題を解決する「行動」そのものが必要なんです。
例えば、瞑想を通して素晴らしいアイデアを生み出したとしても、
実際にそれを作り商品化するという作業が必要です。
そのため、たまに、こうやって具体的な「行動」そのものを教えたりしています。
ただ、そらいろ瞑想ラボではあまりやっていませんが。
なんにせよ、誰かのお役に立てることは
これからも書いていきたいなと思っています。
さて、本題ですが、コミュニケーションが苦手という方がいらっしゃったり、
人間関係がいつもうまくいかない、
余計な一言を言っていつも仲たがいする、
などの悩みを抱えている方は
これだけを試してみてください。
「それを言ってなんになるのか、発言する前に考えること」です。
例えば、
「○○って、ほんとよく食べるよね」
それ、太ることへの隠れた非難です。
「○○っていつもおしゃれしてるよね」
それ、いつも異性受けを狙っているよねっていう嫌味です。
「○○って、たまにキザなこというよね」
それ、考え方が合わないことの表明です。
「こないだ言わなかったっけ?」
それ、覚えてないのかよという非難です。
「○○ってメンタル弱いよね」
それ、もっとしっかりやれよっている説教です。
などなど、多すぎてあげられませんので、
「これはどうなの?」というものがあったらメッセージください。
追記します。
もちろん、当人はそんな非難のつもりで言ってるんじゃないと思います。
だけど、その発言をして得たいものは何ですか?
よく考えると、人の発言の多くは、
単なる自尊心から発せられています。
事実の指摘は、相手にとっては秘された非難です。
それは、発言者の気持ちを晴らすだけで、
対人関係の構築にはまったく役に立ちません。
今すぐ事実の指摘はやめるべきです。
そして、常に、相手の利益になる発言をすることです。
そうすれば自ずから対人関係は上手くいくものです。
もし、
「いや、わたしはそれはいい意味で言っているんだ」という方がいたら、
一言付け加えたほうがいいです。
例えば、
「○○って、ほんとよく食べるよね、一緒に食事するの楽しいもん!」
「○○っていつもおしゃれしてるよね。そういうの憧れるわぁ」
「○○って、たまにキザなこというよね、意外とそういうの好きだけど」
「こないだ言わなかったっけ?ほんと、伝え方下手でごめん、そういうことあったらまた言って!」
「○○ってメンタル弱いよね、私もそうだからわかる。力になれることあったら言って!」
などなど、
一言足すといいですね。
好きな人に送るラインの内容や、
履歴書の自己PR文の添削まで、
そらいろ瞑想ラボは、
あなたのお役に立てることはなんでもしたいと思います。
ただ、限られた時間の許す限りですけどね。
メールでの問い合わせはたくさんいただいておりますので、
合わせて、瞑想会へのたくさんのご参加も、
お待ちしております。
コメント