『グーグルのマインドフルネス革命』をご紹介

今回は『グーグルのマインドフルネス革命』という本のレビューです。グーグルで行われる瞑想はどのような瞑想なのか調べてみました。

 

目次

『グーグルのマインドフルネス革命』

 

今回ご紹介する本はこちらです。

グーグルのマインドフルネス革命―グーグル社員5万人の「10人に1人」が実践する最先端のプラクティス(付録:マインドフルネス実践ガイドCD)

 

シリコンバレーのグーグル本社には〈瞑想ルーム〉が31か所あり、社員の十人に一人が自主的に瞑想を行っているそうです。

 

マインドフルネスの成り立ち

 

マインドフルネスはもともと慢性疼痛(慢性的な痛み)に関する科学的な研究から始まり、その中で、ストレス性胃腸炎や頭痛、高血圧、不安障害といった身体的な痛みから精神的な疾患まで幅広く効果が認められていったのだといいます。

これが一般的に知られる「ストレス逓減法」としてのマインドフルネスですね。

これは8週間のプログラムで、週1回2時間半程度のプログラムと毎日1時間以上自宅で瞑想を行うことが必要とされています。

※MBSRのHPを見ると、週6日以上、一回45分以上となっています。

 

そして、このマインドフルネスの効果が実証されたため、さらに、精神的な病に対する臨床研究へと発展していきます。これは「MBCT(Mindfulness based Cognitive Therapy)」とよばれ、瞑想と認知療法を結びつけたもので、うつ病などの精神疾患を抱える人に対し効果が見られることを確認できたといいます。

そういった科学的な実証実験の中で、瞑想が免疫機能を向上させるとのデータも得ていると書かれているのがとても興味深いです。

 

グーグルの瞑想はマインドフルネスではない!?

 

グーグルの瞑想は、「ストレス逓減法」といわれるマインドフルネスではないようです。もともとはストレス逓減法としてのマインドフルネスを導入していたようですが、「ストレスがあるのは忙しい証拠で名誉なことだ」という意識が社員に根付いていたため、「ストレス逓減法」として社内で瞑想を広めていた時には、なかなか社員を惹きつけることができなかったといいます(P65)。

そこで、瞑想の目的をストレス逓減からEQと呼ばれる「心の知能指数」の向上にしたことで、次第に広まっていったといいます。

ちなみに、「EQ~心の知能指数」という本がずいぶん前にベストセラーになったことがありました。

この本の著者とともにグーグルは独自のマインドフルネスプログラム「SIY」を開発したのだそうです。

グーグルのマインドフルネスは「ストレス逓減法」ではなく、

独自のプログラム「SIY」(Search Inside Yourself)というものだということですね。

 

グーグルで行われている瞑想プログラム「SIY」は書籍化されており、

世界中で販売されているとのことです。

これです。

グーグル流のマインドフルネスメソッドを知りたければ是非ご一読を。

 

マインドフルネスを取り入れている企業

 

この本によると、マインドフルネスを取り入れている企業は、

インテル、Twitter、ナイキ、ドイツバンク、Facebook、ゼネラルミルズ、フォードモーターカンパニー、マッキンゼー・アンド・カンパニー、があげられています。

さらに、イギリスの国会、アメリカ海軍、アメリカ森林局などの政府機関でも取り入れられているといいます。

グーグルの社員も使う瞑想アプリ

 

瞑想にはグーグルの社員も使うおすすめのアプリがあるそうです。それは「ヘッドスペース」というアプリです。ただこれは英語バージョンしかありません。(head spaceで検索してください)。本には、「このアプリで瞑想したおかげでオリンピックで金メダルが取れたぜー」みたいな声も載っています。

 

 

 

 

マインドフルネスと仏教瞑想の違いなど、その他

 

マインドフルネスと仏教瞑想の違いや、マインドフルネスを取り入れたことによるグーグルの成果なども書かれていました。

 

瞑想は思いやりの心を強める

 

瞑想で慈悲心や思いやり、共感力を高めることによって、幸福度が上がるのだということも書いてありました。これはいいことですね。

 

瞑想で創造性が増す! アイデアが生まれてくる

 

瞑想は問題解決力が高まるということも書かれています。

そらいろ瞑想ラボに来ていただいている方は実感していると思いますが、瞑想をするとものを考える能力がとても高まります。今まで不可能だと思っていたものが、瞑想をすることによって一気にその壁が崩れるなんていうこともよくあります。こういう科学的な裏付けがあると嬉しいですね。

 

 

後半は対談形式

 

後半はGoogleの瞑想導入に関わったビル・ドウェインとヘッドスペースの開発を手掛けたアンディ・プディコムの対談形式で書かれています。

 

アンディ・プディコム氏はTEDで瞑想をすすめる話をしています。

 

 

話を書籍に戻します。後半では、瞑想に関するQ&Aを中心に、瞑想の簡単な実践法も書かれています。ここで紹介されているのはヴィパッサナー瞑想と合わせて数息観、それからイメージトレーニング、リフレクションの3つです。

 

リフレクションという言葉はあまりきかないかもしれませんが、これは、潜在意識との対話です。自分自身に向かって質問を投げかけ、瞑想の中でその答えを待つようなやり方です。

そらいろ瞑想ラボではこれを問題解決瞑想として行っています。

 

 

まとめ

 

気になったところだけをざっくり抜き出してみました。そらいろ瞑想ラボでも取り入れたいと思ったちょっとした小技があったので、今後やってみようと思います。

ただ、こういったハウツー本全体に言えることかもしれませんが、これを読んで実際にやってみて、効果が出たと言える人はほとんどいないのではないでしょうか。

 

この本では、実践的な部分はトータル数ページ程度です。もし、グーグルのマインドフルネスの実践法をもっと具体的に知りたいのであれば、読んだことはありませんが、本文中でご紹介した「SIY」の本のほうがもっと実践的かもしれません。

 

また、この本(今回ご紹介した本)には瞑想のガイドCDがついているのですが、

なぜかナレーションが片言の日本語を話す人です。

 

「旗の支柱」といっているところが

「旗のシチュー」に聞こえたりします。

 

なぜこの人を使ったのかよくわかりません。

 

CDは、無いよりましかな程度でお使いになればいいと思います。

 

 

 

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