2018/5/15の遍路日記
18番札所「恩山寺」
20キロ近くの道のり、
とても長かった。
途中でみた温州ミカンの畑が、
四国にいることを実感させてくれた。
18番札所恩山寺へ到着。
途中道を間違えそうになったけど、
間違った道を数歩もいかないうちに、
地元の方に声をかけていただき、
助けてもらった。
そういうことが、
4番札所へ向かう途中にもあったことを思い出す。
これもご縁なのだろう。
とてもありがたかった。
今日はもう少し先まで進む予定のため、
恩山寺をサクッと終え、
19番札所「立江寺(たつえじ)」へ向かう。
今日最後の札所だ。
こんな何気ない道が、今となっては何だか懐かしく思う。
住宅がぽつぽつ見える辺りまで歩いてくると、
前のほうに立ち話をしている3人くらいの人たちが見えた。
2人は外人さんのようだ。
道路沿いのお宅の方が
お遍路さんにお接待をしているらしい。
そのお宅の方は、
あまり英語を理解していなかったが、
身振り手振りで話している。
外人さん二人はポカリスエットとお菓子を持っている。
その方からお接待を受けたのだろう。
気を遣わせるのも申し訳ないので、
挨拶だけしてサッと通ろうと思ったけど、
そのお宅の方はやっぱり声をかけてくれ、
家の中にもどり、わざわざ
冷たいポカリスエットとお菓子を持ってきてくれた。
お気遣いいただかなくても大丈夫と
お伝えしたんだけど、
ご好意を頂いたので、
素直に受け取らせてもらった。
外人さん二人は先に行くというので、
僕はそこに少し残り、
その方とお話した。
最後に、丁寧にお礼を述べて、
お別れした。
もう会うこともない通りすがりの人、
そういう人たちにこうやって親切にできるなんて、
本当に尊敬すべき人だなと思った。
そんな親切な人に自分もなりたいと持った。
この方と、こちらの家のすべての方が、
いつまでも幸せでいられるよう、
祈ってまわろうと思った。
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