自分の立場を認めさせたいなら、まずは相手の立場を認めることから

以前の記事で
、訪問先でコーヒーを出されることが
「カフェインハラスメントだ」と
訴える人がいるということを書きました。

こういったちょっと気になるニュースって
よく見かけます。

つい先日も、
液体ミルクのパッケージに
「母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養」
と書かれていたことが
炎上していました。

これは、母乳で育てられない母親への
配慮が欠けるというものです。

また、そのちょっと前には、
アカチャンホンポが出している
商品のパッケージに

「akachan honpoは全国のお母さんを応援します。」

と書かれていて、それに対して
「子育ては母親だけのものではない!」
という趣旨のクレームが多くきて、
表記を削除したという問題もありました。

それぞれの問題が良いか悪いかは別として、
今の社会というのはそれぞれがそれぞれに、

「私の立場を考慮しろ! 権利を認めろ!」
といって声を上げ、
最後には声の大きい面倒くさい人が勝つ
構図になっています。

その目的を批判しているわけではありません。

辛い思いをしている人たちが、
そんな思いをせずに
生きられる社会であってほしいと
心から思います。

ただ、社会を見ていると、みんな、
理想のためにまったくあべこべな行動、
主張をしているようにしか思えません。

本当にマイノリティが生きやすい社会にするためには、
フタをして目に見えないようすることじゃなく、
根本から問題を解決しなければなりません。

ではその問題とはなにかといえば、
それは結局、
自分の立場、権利ばかりを主張して、
人に対する配慮に欠けている社会です。

自分の立場を主張して、
相手を非難することが、
他人が自分自身を非難する社会を作り、
その非難に合わないために、
まわりからはみ出さないように
生きることを強います。

そうやって、
結局は自分自身を
個性的でいられなくしているのです。

本当に自分の立場を受け入れてくれる
懐の深い社会を作ろうと思ったら、
まず、相手の立場、権利、
主張を受け入れてあげることです。

今のように、
みんなが自分たちの立場を
主張しあっていれば、
結局、だれもはみださない、
個性のない、マイノリティを受け入れない、

そんな社会が出来上がります。
下記の写真は、
今のそんな社会を反映していると思いませんか。

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